熊野那智大社は熊野三山の一社で全国にある熊野神社の御本社です。
イザナミノミコトを主神として十三所の神々がお祀りされおり、三本足の八咫烏はお導きの神として崇められています。また御社殿と境内域は世界遺産に登録されています。
那智山青岸渡寺三重塔は那智山が霊場として全盛期を誇った平安末期に建立されたとされ一五八一年内戦で消失しましたが、一九七二年に再建されました。
那智山青岸渡寺は西国三十三所観音霊場の第一番札所で世界遺産に登録されており現在の本堂は、一五九〇年に豊臣秀吉が再建したもので、桃山時代の特徴を色濃く残しています。
飛瀧神社では、御瀧そのものを御神体として祀られていて高さは百三十三メートル、銚子口の幅十三メートル、瀧壺の深さは十メートルあり、落下する水量は毎秒一トンといわれており、国の名勝となっています。 那智御瀧の滝つぼの水を飲むと長生きできるとの言い伝えがあります。
熊野古道大門坂は全長約五〇〇メートル、高低差約百メートルの苔むした石畳道です。また樹齢八〇〇年を超す老杉等に囲まれた古道は古の面影をもっとも色濃く残している場所となり聖地「那智山」へと約六四〇メートルの石畳が続きます。